犬に美容ケアは必要?紫外線対策や被毛ケアが必要な理由とやり方
皆様、当ブログに足を運んでいただきありがとうございます。今回は、大切な愛犬の美容ケアについてお話していこうと思います。ワンちゃんと暮らしていれば一度は被毛のカット(トリミング)をしたことはあると思います。
ビーグルやラブラドールレトリバーなど犬種によっては被毛カットが必要ない場合はありますが、被毛が長かったり絡まりやすい子は定期的にカットが必要ですよね。
被毛のカットも立派な美容ケアだと思いますが、それ以外にも必要になってくることがありますので皆様と情報共有したいと思います。
愛犬の被毛ケアについて
被毛カットについて
皆さんもワンちゃんと暮らしていれば一度は被毛カットを経験したことあるのではないでしょうか。身体が大きい大型犬になるほど大変ですよね💦
ただ、犬種によってカットの頻度が高い、低いはあります。私自身はキャバリアという小型犬と一緒に暮らしているのですが3〜4カ月に1回はカットしないと毛が伸びすぎて毛玉ができやすくなってしまうのでなかなか大変です。
さあ、ここで被毛ケアの分かれ道です。皆様は愛犬のカットをお店に任せていますか?それとも、ご自身でカットしていますか?
私は愛犬の被毛カットはお店か動物病院に任せています。では、それぞれのメリットorデメリットについてお話していきます。
・お店に任せるメリットorデメリット
まず、プロに依頼することで仕上がりは満足いく結果になる確率が高いです。私のような素人がカットしても毛先を綺麗に揃えたり、バランス良くカットする自身がありません(笑)
また、お店にお任せするのでカットの時間を有効活用できます。自分でやると1時間、2時間かかる場合もありますし、なかなか重労働です。ただ、依頼する内容によって数時間かかる場合もありますし、愛犬の負担にならないように配慮してカットするのでお店に任せた場合でも短時間でカットできるとは限りません。
・自分でやるメリットorデメリット
自分でやることで費用対効果は高いです。私の場合は動物病院にお任せするとカット+シャンプーで4,000円、お店だと6,000円程かかります。プラスで毛玉がひどかったりするとオプション代もかかるので結構な出費です。また、小型犬でこのお値段なので大型犬だと10,000円位かかる場合もあります。
そう考えると自分でやったほうがいいと思う方も多いのではないでしょうか。しかし、カットする際に必要なものは用意しなければいけないのでお金はかかります。ただ、この先もご自身で愛犬のカットを続けていく場合はは最初に道具代がかかるだけでランニングコスト面でお店に任せるよりかなり安く抑えられます。
セルフカットに必要なもの
カットハサミ | トリミングするために必ず必要なのがカット用の長いハサミです。皆様のご自宅にある一般用のハサミだとなかなか上手くいきません。何故かというと動かさない静刃(受け刃)と動かす動刃(切り刃)の使い分けが難しいからです。 カットするときは人と同じように切る長さを決めて、ハサミの静刃を当てながら固定し、親指で動刃側を動かしてカットすると上手くいきます。 |
梳きハサミ | 梳きハサミは長毛種や毛の厚い犬種をトリミングする際に役立ちます。毛のバランスを崩さずに仕上げられますし、梳くことで夏の暑さ対策にもなります。綺麗に仕上げるコツは同じ場所を何度も梳かないことです。梳きにムラができると均一でなく凹凸の仕上がりになってしまうので注意が必要です。 |
ミニハサミ | お顔の周りや手足の指の間、耳の内側、肛門周りなどデリケートなどのカットに使用します。先端が尖っていると危ないので、丸みのあるものを選んだほうが良いと思います。 |
バリカン | 数センチずつ長さの設定を変えられますし、手早く滑らかな仕上がりを実現できます。ここで気をつけていただきたいのが、力を入れすぎることです。バリカンを強く押し当てると皮膚を傷つけてしまうことがあるので皮膚とバリカンとの間隔を一定に保った状態で使用しましょう。 |
ミニバリカン | 足の裏や耳の周りなど細かい部分を整えるのに重宝します。身体のカットはお店に任せて、足先などはご自身で行う場合でも1台あると便利ですね。 |
セルフカットのやり方
・入門編
初めて愛犬をカットするのは少し不安ですよね。そういう方はまず足裏のカットから始めてみるのはどうでしょうか。
先ほど紹介したミニバリカンやハサミを使用すれば比較的簡単にできます。カットする際はトリミングテーブルがあれば理想ですが、ない場合は少し高さのあるテーブルや床でも構いません。ワンちゃんが動いたりしないよう作業には2人いると安全ですね。
安心させるように声を掛けながらゆっくり毛をカットしていきましょう。ハサミを使用するのが怖いと感じる場合はバリカンで肉球からはみ出ている毛をカットするだけでも良いと思います。
・胴回りカットのやり方
胴回りのカットは多少適当にやってバランスが崩れてもあまり目立たないので、神経質にならなくても良いと思います。ただ、いきなりバリカンを使うと毛玉や絡んでる被毛が引っ掛かり皮膚も引っ張られるので犬も痛みを感じてしまいます。
そのため、ある程度、飼い主さんが希望する長さになるまでハサミで切って仕上げにバリカンで表面を整えるようにすると良いでしょう。
バリカンは愛犬の頭から尻尾に向かってかけるのがスムーズだと思います。直毛種の場合は毛の流れに逆らう方向に、縮毛種の場合は反対に毛の流れに沿う方向が良い場合もありますがそこまで気にする必要はないと思います。
・デリケートゾーンのカットについて
顔周り、お尻周りのカットを嫌がる犬は比較的多いです。嫌がっているのに無理やり行うとハサミが目に当たるなど怪我をする可能性もあるので慎重に行いましょう。
やり方としては、刃先を犬の方に向けず、ハサミを寝かせながらカットしていきます。整える程度にカットし短く切りすぎないように注意しましょう
ペットも自宅でおうち美容♪5つの美容機能搭載!本格美容器【CHUCCCA dry spa】 楽天市場での商品ページはこちらシャンプーについて
毎日ブラッシングをしていても犬の被毛には汚れが蓄積されていきます。それを放置していると皮膚病になったり良いことはありません。愛犬を清潔に保つことは病気を予防することにも繋がります。
そこで質問です。飼い主の皆様は1カ月に何回シャンプーをしていますか?
私の場合は1カ月に1〜2回ですが、お尻の部分のみ、足先のみなど胴体以外の部位も含めると1カ月に3〜4回ほどシャンプーをしています。一般的には1カ月1〜2回が理想とされていますが、逆にシャンプーのし過ぎは犬の肌荒れの原因となったりするのでやりすぎはよくありません。
では適切なシャンプーのやり方について紹介していきます。
Ⅰ.シャンプーを行う場所
まずシャンプーを行う場所ですがお風呂場が良いでしょう。屋外でもできますが温水がでなかったり、せっかく洗ったのに汚れてしまう可能性もあるので特段の理由がなければお風呂場がベストです。
Ⅱ.洗う前の準備
はじめにワンちゃんをお風呂場へ連れていきます。なかには嫌がる子もいるので普段からお風呂場に行くと良いことがあると教えてあげると拒否は少なくなると思います。はじめに温水をかけるのではなく、まずはブラシでホコリやゴミを落して毛玉もできる限り取り除いておきましょう。
Ⅲ.シャンプーをしてみよう
約35度前後の生ぬるいお湯で体全体をしっかり濡らします。この時、シャワーヘッドを軽く押し付けながらシャワーをかけると短時間で隅々までお湯を浸透させることができます。
次にシャンプー剤を直接または洗面器などで泡立てて、頭からお尻まで洗っていきます。この時、ゴシゴシと強く擦るのではなく人の指の腹で優しくマッサージするような意識で洗いましょう。お顔は嫌がる子もいるので蒸しタオルで拭いたり、お湯だけでサッと流す程度でも良いと思います。
注意して頂きたいのがお耳を洗うときです。夏場など垂れ耳のワンちゃんは蒸れたり汚れが溜まりやすいですが、耳の中にお湯が入らないように注意してください。入ってしまうと乾かした後も耳の中の水分が残り、また蒸れてしまったり耳のトラブルに繋がるので気を付けましょう。
最後は頭から順番にすすいでいきます。軽く顔を持ち上げて流していきますがこの時もシャワーヘッドを近づけると短時間で流せます。お顔周りをすすぐ時は目にシャンプーの含まれたお湯が入らないように注意しましょう。シャンプーの種類にもよりますが目の角膜を傷つける可能性があるので注意してください。
また、背中の上からシャワーをかけるだけではしっかりすすぐには不十分です。顎の下、胸やお腹、足先、お尻周りはシャンプーが残りやすいので入念にすすいでください。
Ⅳ.全身くまなく乾燥させよう
すすぎが終わったらすぐにタオルで全身の水分を拭き取りましょう。吸水性のよいタオルを使用するとドライヤーの時間を短くできるのでおすすめです。
ドライヤーを当てる際は身体から10㎝以上は離しましょう。近すぎると火傷する可能性があるので気を付けてください。
最後まで乾かさなくても被毛の2/3程度が乾いたらそこでドライヤーを止めてもいいと思います。全部を乾かそうとすると時間がかかりますし犬の負担にもなりますのである程度乾いているなら、あとは飼い主さんの判断でよいと思います。
全行程が終わった後は愛犬の大好きなおやつなどをあげて、褒めてあげましょう!
愛犬の足元のケアについて
爪切り
人と同じで犬も爪切りは必要です。どのくらいの長さで切ればいいのかタイミングが分からない飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
犬の爪には血管や神経も通っていますので深く切りすぎると危険です。ここでは、犬の爪切りのタイミングや頻度、やり方について説明していきます。
犬の爪切りの頻度は月1〜2回程度ですが、生活スタイルによって変わってきます。よく家の周りを散歩するワンちゃんは路面がアスファルトの場合が多いので爪が摩耗しやすく月1回のお手入れでも間に合うと思います。
しかし、公園などで土や芝の上での散歩が多い場合は爪が摩擦しにくいので月2回程度は必要となってきます。
犬の爪を切るタイミングは「床やアスファルトを歩くとカチカチ音がする」、「爪が長くて絨毯や人の服に引っ掛かる」、「巻き爪になっている」などがあれば爪を切ったほうが良いと思います。
犬の爪を切る方法と注意点
①犬専用の爪切りを用意する
人用ではなく、犬専用の爪切りを用意しましょう。爪切りの種類には「ギロチンタイプ」、「ニッパータイプ」、「ハサミタイプ」があります。この中でオススメなのはギロチンタイプです。先端の穴に犬の爪を入れて持ち手をハサミのように握ると下の刃が上にスライドして爪を切る仕組みになっています。
②犬に座ってもらい人の脇で固定しましょう
前足の爪を切る場合は愛犬をテーブルか床に座らせて、人の位置は犬の横です。そして左右どちらかの脇で犬を固定して片方ずつの前足を軽く上げて爪を切ります。後ろ足は犬を立たせた状態の方がやりやすいです。
③実際に爪を切ってみましょう
犬の爪は足先の毛に隠れている場合があるので、邪魔だと感じたら毛を先にカットすると作業しやすいです。
爪をしっかり出したら神経や血管の通っていない先端部分のみをカットします。見分けかたとして白い爪なら血管が赤く見えるので、その部分を切らないように気を付けましょう。黒い爪の場合は先端から少しずつ切っていき、爪の断面が白色から透明っぽい色に変わった所で止めましょう。
もし血管や神経を切ってしまい出血した場合はタオルやティッシュペーパーで患部を押さえて止血します。それでも出血が止まらない場合はかかりつけの動物病院で診てもらいましょう。
④切るのが難しいと感じたら
実際にやってみて飼い主さんが爪切りを難しいと感じたら無理せずプロに任せましょう。動物病院やトリミングサロンでは数百円くらいの安価でやってくれます。
見落としがちな肉球のケア
犬の肉球フェチのかた、結構いるのではないでしょうか🐶
私もその内の一人で、1日1回は肉球をプ二プ二してスーハー匂いを嗅がないと生きていけない身体になってしまいました(笑)
冗談はさておき、犬の肉球は身体の中で唯一汗腺があり、痛みや熱さも感じやすい部分です。この肉球のケアをしないと思わぬトラブルを引き起こす原因にもなります。ここでは愛犬の肉球のケアをする理由と方法について説明します。
肉球ケアの必要性
理由① 肉球の硬化がトラブルになる
愛犬の散歩でアスファルトの上を歩いたり、室内のフローリングの科学部質が原因となって犬の肉球が硬化・角質化する場合があります。硬くなった肉球は滑りやすく、弾力がないため衝撃吸収作用の低下により関節への負担、シニア期では転倒に繋がるリスクもあります。
理由② シニア期の肉球はひび割れに注意
シニア期では、皮膚代謝の低下などで肉球が硬化し、見た目が白っぽくガサガサになることがあります。悪化するとひび割れを起こして、その部分から出血や雑菌が入り込み炎症を引き起こす場合があるので注意が必要です。
理由③ 肉球のケア方法
肉球がひび割れたり出血している場合は飼い主さんが対処するのではなく必ず動物病院を受診してください。特にシニア期の犬は免疫系の低下などで細菌などが体内に入り込むと最悪敗血症など重篤なり命に関わるので早めに対処したほうがよいです。
飼い主さん自身が対処できるものは、「肉球がカサカサで乾燥している」、「肉球が硬くなっている」程度だと考えてください。
ケアの方法としては犬用のスキンケア剤を使用してもいいですが、人用のワセリン(プロペト)でも代用できます。ワセリンはその他の動物にも処方されていますし、人の赤ちゃんにも使用できるほど安全性が高く保湿性能もよいのでオススメです。
ケア剤をつける際は、薄く伸ばすように塗ると良いです。ワンちゃんはほぼ100%塗った所を舐めるので、舐めても安全なものを使用しましょう。人用の保湿剤は科学性分が入っていること多いので代用しないように気を付けてください。
紫外線対策について
紫外線とはそもそも?
紫外線とは、太陽からの日射は、波長により、赤外線、可視光線および紫外線に分けられます。可視光線よりも波長の短いものが紫外線です。紫外線(UV)の中でも、波長の長いほうからA・B・C と大別されています。フロン等によりオゾン層が破壊されると、地上において生物に有害な紫外線(UV-B)が増加し、生物への悪影響が増大することが懸念されます。
【気象庁HP引用:https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-40uv.html】
紫外線が犬に与える影響とは
紫外線は健康面で良い面もあれば悪い面もあります。
紫外線には人や犬の骨密度を高めるビタミンDの生成を促すメリットがありますが、強い紫外線は皮膚や目にダメージを与えるデメリットもあります。
犬は人より体高が低いため地面からの照り返しによる紫外線の影響を受けやすいです。強い紫外線を浴び続けることで人と同じように活性酸素の過剰分泌を引き起こし老化が進行したり、皮膚疾患、白内障などの病気になることがあります。
犬種によって紫外線を受ける影響が違ってきますが主な要因として3つあります。
①被毛の量
毛が細く密度が低いシングルコートの犬種は、紫外線を浴びる範囲が広いので影響を受けやすいと言われています。逆にアンダーコートがある犬種は紫外線の影響を比較的受けにくいと言われています。
②被毛の色
黒色や茶系の毛はメラニン色素を多く含むため、被毛が紫外線を吸収してくれるので紫外線の影響を受けにくとされています。
③被毛の長さ
短毛種は基本的に皮膚が日光にさらされるので紫外線の影響大きく受けてしまいます。逆に、毛量が多い犬種は影響が少ないです。
ここで注意していただきたいのがサマーカットです。夏場になり気温が上がる時に毛を短くカットする(サマーカット)ことがあると思います。シングルコートでサマーカットするとさらに紫外線の影響を受けてしまうので、紫外線の強い日中のお散歩は控えるなど飼い主さんが注意してあげて下さい。
紫外線の対策をしよう
1日の中でAM11時〜PM15時頃の時間帯は、特に紫外線量が多いです。飼い主さんが簡単に出来る対策としては、お散歩に連れていく時間帯を紫外線が少ない早朝か、夕方〜夜にしてあげることです。しかし、飼い主さんの生活スタイルは様々なので難しい方もいると思いますが、最低でも日中以外の時間帯にしましょう。
また紫外線グッズも有効です。ワンちゃんのお顔周りは他の部位と比較して毛量が少なく紫外線の影響を受けやすいです。
その対策として犬用のクールベストや帽子がおすすめです。特に夏場の気温が高く紫外線量が強い季節では犬の熱中症も心配になります。クールベストを着用することで犬の深部体温を下げられますし、帽子をかぶることでお顔周りへの紫外線をカットすることで目の疾患(白内障)の予防にもなります。
人もワンちゃんも紫外線対策を忘れずに!
まとめ
最近では人も性別関係なく美容に関して意識が向いてきていると思います。そのなかで、大切な家族の一員であるペットに関しても美容ケアが注目されてきています。
今回、ご紹介したケアは誰でも簡単に行えるものばかりですので普段からペットとスキンシップをとってお互い楽しく、健康でいるために意識して取り組んでいただけると幸いです。
当記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。他にも犬関連の記事を掲載しているので合わせて読んでいただけると嬉しいです。
コメント