犬は人間のように言葉を話すことはできませんが、さまざまな方法で愛情や感謝の気持ちを表現してくれています。 この記事では、科学的に証明されている「愛犬があなたを愛していることを示す14のサイン」をご紹介します。
| この記事はこんな方におすすめです👇 ・愛犬との関係性が不安 ・犬の気持ちが知りたい ・犬に興味がある |
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愛犬があなたに寄りかかる
もし愛犬があなたに体重を預けたり横に寄りかかったりしたら、それはその子なりの愛情表現です。この行動は、人間でいうハグのようなものです。 このような愛犬の愛情表現のお返しに、撫でたり抱きしめてあげたりして、あなたが愛犬を愛していることを伝えてあげましょう。
また、慣れない環境下にいる場合でも犬が飼い主に寄りかかってくることがあります。 これは、犬が緊張していて安心感や後ろ盾を求めていることが考えられます。 あなたと一緒にいると安心でき、何かあった時に守ってもらおうとしているのです。
愛犬があなたの洋服を盗む
家の中で、愛犬があなたの洗濯物や靴を運んでいるのを見たことはないですか？ 怒る前に、一歩立ち止まって、なぜ愛犬がそうするのかを考えてみましょう。
犬は匂いを通して様々なことを認識しています。 そのため、あなたのことを好きになると、あなたの匂いも好きになるのです。 そして、ついついその匂いに惹かれてあなたの洋服を盗んでしまうのです。
あなたの持ち物をなんでも手に入れたがり、それらで遊んでいる最中もずっとあなたのことを考えているのです。 今度、お家の物陰にあなたの物を見つけたら、愛犬があなたへ愛を伝えようとしているのだということを思い出してあげてください。
※イタズラするだけなら良いですが、誤飲の危険性があるので、危険な物は愛犬の口の届かない場所に置いておきましょう。
愛犬にご飯をあげた後、寄り添ってくる
これは、愛犬があなたを愛していることを確認する一番確実な方法です。 ご飯を食べた後、あなたに寄り添ってくる犬は、純粋にあなたのことが大好きなのです。 おやつが欲しいわけではなく、ただあなたの近くにいたいだけです。
毎日食事を与えていても、犬はあなたを自動餌やりマシーンとして見ているわけではありません。 食後にあなたと寄り添いあおうとするのは、毎日の食事よりもあなたを愛していることを示したいからです。
また、愛する相手と寄り添うことで、オキシトシンという成分が分泌され、幸福感が得られます。あなたの愛犬は、食後に一人で遊ぼうとしますか？それともあなたに寄り添おうとするでしょうか？
あなたがあくびをすると愛犬もあくびをする
犬があくびをするのには、いろいろな理由があります。 通常は、ストレスや不安を解消するためにします。また、散歩に連れ出そうとリードを取り出したときに興奮を抑えるためにもあくびをします。ですが、あなたがあくびをした後に犬があくびをするのは、あなたとの間に絆がある証なのです。
東京大学の研究者たちは、犬のあくびには伝達性があることを明らかにしました。 飼い主との絆がある犬は、飼い主があくびをしたときに、つられてあくびをする傾向が高いことが分かっています。同じ研究によると、あくびは共感の表れであり、犬があなたと一緒にあくびをしたらそれは愛情の表れであるということです。
ただ、あくまで傾向の話なので愛犬があくびをしないからといって、飼い主さんを愛していない訳ではないのでご安心ください。
愛犬がアイコンタクトをとる
犬は人間のように言葉で言いたいことを伝えることができないので、非言語的なコミュニケーションを多くとります。犬が愛情を示す方法のひとつに、目をじっと見つめるというものがあります。
科学誌に掲載された研究によると、犬は私たちの目を見つめることで強い感情的な結びつきを生み出すのだそうです。この非言語コミュニケーションは、犬と飼い主の双方にオキシトシンという愛情を感じるホルモンを増加させます。
また、犬はあなたの目をじっと見ることで、あなたの次の行動を予測し、あなたがその行動を起こす際に自分が側にいられるようにしているのです。
家に帰ってくると愛犬がパニックになる
あなたが帰宅したとき、愛犬が興奮を抑えられないようであれば、それは犬があなたを愛している証拠です。大好きな飼い主さんとの再会は、幸せホルモンであるオキシトシンを増加させ、ストレスホルモンであるコルチゾールを低下させ、犬にとても良い影響を与えることが研究で分かっています。
そのため、もし愛犬があなたが帰宅すると家の中であなたの周りを走り回り、無我夢中で尻尾を振っていたら、それはあなたに夢中になっているということなのです。
その点、犬と飼い主さんの関係は幼い子供と親の絆によく似ていて、犬は飼い主さんを安心の源として見ていることが研究でわかっています。だからこそ、あなたが帰ってくると大喜びするのです。何しろ愛犬は一日中あなたに会えるのを待ち焦がれていたのですから軽いパニックになるのも納得ですよね。
愛犬があなたを見ると眉をひそめる
愛犬が、あなたを見るときに眉をひそめる仕草を見たことはありませんか？ 犬の愛情はしっぽを振ることだけでなく、表情にもよく表れているのです。 日本の科学者たちは、犬が愛する人を見るとき、眉の中でも特に左の眉を動かしたり、くねらせたりすることを発見しました。
しかし、初対面の相手には表情が乏しくなるようです。犬は人間のように話すことができないので、このような微妙な表情を頼りにコミュニケーションを取っているのです。この小さなサインや仕草に注目し、愛犬からの愛情に応えるように飼い主さんもコミュニケーションを取ることが大切です。
「目は心の窓」と言いますが、愛犬の眉はあなたへの愛情を表しているのです。
あなたが近くにいるとき、しっぽが右に位置する
尻尾の動きをよく観察すると、愛犬の気持ちを知ることができます。もし愛犬があなたを見て、喜びを抑えきれずしっぽを振り始めたら、それはあなたへの愛情の現れです。
しかし、しっぽを振る行動そのものが、友好的であることを意味するわけではありません。尻尾を振るのが遅い場合は、犬がある状況に対して不安を感じているサインであることが多いようです。
ある研究によると、犬は他の犬や人を信頼できず疑っている場合、しっぽを左に振ることが分かっています。このようなしっぽの振り方は、ネガティブな感情や恐怖、ストレスを表しています。
一方、しっぽを右に振るのは、ポジティブな気持ち、つまり犬がリラックスしていることを表します。あなたと一緒にいるときに愛犬が右にしっぽを振っていたら、あなたの存在が愛犬を幸せにしている証拠です。
愛犬がプレゼントをくれる
愛犬が本当にあなたを愛しているなら、お気に入りのおもちゃをあなたにプレゼントしてくれることでしょう。これは、愛犬が自分のものをあなたに分け与え、気にかけていることを示しています。
あなたがボロボロのテニスボールには興味がなくても、愛犬がそれをあなたと共有しようとするのは、真の愛情の表れです。 なぜなら、ほとんどの犬は自分の持ち物に対して強い独占欲を持っているからです。
なかにはあなたが犬のおもちゃを拾おうと手を伸ばしただけで、うなり声を上げたり、噛み付いたりする子もいます。ただ、夢中で遊んでいると邪魔されたくないと思って唸ったりするのは自然なことなのであまり気にしなくても良いでしょう。
そういった場合とは逆に、愛犬がおもちゃをあなたと共有しようとする場合、ワンちゃんはあなたへの信頼を示しています。
愛犬があなたを舐めてくる
犬が飼い主を舐めるのは、愛情表現であることが多いようです。また、犬にとって舐めることは家族との絆を深めるための手段でもあります。
例えば、母犬は子犬を舐めて毛づくろいをしたり、安らぎを与えたりすることがあります。愛犬があなたを舐めるのは、毛のないあなたを毛づくろいするためであり、あなたの健康を気遣ってくれているのです。
ですがもしあなたの肌が犬にとっておいしい味をしているとしたら、愛犬が舐める行動には別の動機があるかもしれませんね。
愛犬があなたと一緒に寝たがる
ベッドで寝ることを禁止しているにもかかわらず、あなたのベッドルームで寝たがる場合は、あなたを愛している証拠です。野生では、オオカミや犬は捕食者から身を守るために、信頼する群れのメンバーと身を寄せ合って眠るのが一般的です。
ですから、犬があなたと一緒に寝たがるということは、あなたを信頼できる群れの仲間として見ていて、離れたくないという気持ちの表れなのです。
結局のところ、あなたの犬は床でもベッドの上でもどこでも眠ることができますが、あなたが好きすぎて一緒にいることを望んでいるのです。
愛犬があなたを監視する
あなたが家の中を歩いているのを別の部屋から愛犬がじっと観察していることはありませんか？それはワンちゃんがあなたを愛していて、ちゃんと近くにいるかどうかを確認している証拠なのです。
ただし、自立心が強い犬種がいることも覚えておきましょう。愛犬がいつもあなたのそばにいるわけでも、あなたの足元で丸くなっていないからといってあなたを愛していないわけではないので、安心してくださいね。
愛犬があなたの後ろをついてくる
テレビを見るとき、料理をするとき、トイレに行くときも、愛犬がずっと後ろをついてくる場合、犬たちはあなたがいなくなるかもと心配しているのではありません。あなたのことが大好きで、あなたの安全を守るためにそうしているのです。
あなたの様子をうかがうことは、犬が愛情を示す方法のひとつに過ぎません。 愛犬はあなたを家族の一員としてちゃんと無事であるかを常に確認しているのです。飼い主さんに群がることで愛情を示しています。
もしあなたと愛犬が、家族と外で散歩している時に、迷子にならないように後ろを振り向きながら気にかけてくれているとしたら、家族を「群れ」として認識している可能性があります。例えば、家族の誰かが歩道から外れた場合、犬はその気まぐれな1人を歩道や安全な場所に連れ戻そうとします。群れとしての行動は、ジャーマンシェパードなど、もともと家畜を制御するために開発された犬種によく見られます。
愛犬が頭を撫でられることを許している
多くの犬は、得体の知れない相手に頭を撫でられるのを嫌がります。頭の上は犬も目で見えないので何をされるか恐怖を感じます。
ですから、もしあなたの犬があなたに頭のてっぺんを触らせ、目を閉じて気持ちよさそうにしてくれていたら、信頼関係が構築されている証拠です。
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まとめ
犬は昔から人間と共に生活してきました。現代に生きる犬は「狩猟」など人が生きるため、使役犬としての役割を与えられることは少なく家庭犬として人に癒しを与えることが主です。
ただ今も昔も犬は人が大好きな動物です。そんな大切な家族の一員である愛犬の「サイン」に気付くことができれば、お互いによりよいコミュニケーションがとれるでしょう。
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