犬は15,000年以上にわたって人間と仲良く暮らす友であり家族です。1万年以上を人と過ごす中で犬には多くの変化があり何百もの犬種が誕生しました。狩猟犬・警察犬・盲導犬・災害救助犬など人の生活を助けてくれる事はもちろん、家族として共に暮らすかけがえのない存在です。
そんな共に暮らす犬の事について私たちは知らない事も多くあります。今回は誰かに話したくなる犬の雑学を9つご紹介します。
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犬の寝ている位置で飼い主をどう思っているかわかる
飼い主が寝転がっていると犬がそばに近寄ってきて一緒に寝ることがありますが、そういった時に犬がどこに寝転がるかで犬が飼い主をどう思っているかの心理がわかります。
犬が飼い主の足元で寝る場合は飼い主を信頼して自分より上の存在だと認めている証拠です。また、背中を飼い主にくっつけて寝るのも飼い主を信頼している時の仕草です。
犬が飼い主のお腹の付近で寝る場合は犬が飼い主を自分と同等の仲間だと思っています。そして犬が飼い主の頭付近で寝る場合は、飼い主より自分のほうが上だと思っているパターンです。
飼っている犬にそのような行動がみられた時には愛犬との関係性を見直す必要があるかもしれません。
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犬は抱きしめられるのが好きではない
犬を抱きしめている人の写真はとても幸せそうですが、実はあれで喜んでいるのは人間だけのパターンがほとんどで、犬は抱きしめられる事をあまり好みません。
特に見知らぬ人からの抱擁はとても強いストレスになります。犬の首や身体に人が手や腕をまわすと威嚇や攻撃だと思われるかもしれません。
信頼している飼い主から優しく抱きしめられる事に対して犬は嫌がる素振りをみせないことも多いですが、犬は抱きしめられるのが好きなわけではないのです。
犬に愛情表現をしたいときには撫でてあげるのが一番です。もちろん犬にも個性がありすべての犬が抱きしめられることが嫌なわけではありません。信頼する飼い主から抱きしめられるのが好きな犬もいるでしょう。
もしも、犬を抱きしめるなら犬のボディーランゲージをよく観察して嫌そうにしていないか確認しましょう。あくびをしたり唇を舐めたり嫌そうな顔をしているときには犬はきっと不愉快に思っています。
犬には耳を動かすために18種類の筋肉がある
犬が人間には聞き取れない高周波の音を聞き取れることはご存じの方が多いかと思いますが、犬の耳は様々な音をしっかり聞き取るために細かく動かせるようになっており、耳を動かす筋肉が18種類もあります。
また猫は犬よりもっと高い周波数の音を聞くことができ、複雑に耳を動かすことができます。猫が耳を動かすための筋肉はなんと30種類にもなります。
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犬があくびをするのは眠いからではない
人間は眠い時にあくびをしますが犬があくびをするのはストレスを感じた時です。自分より強そうな犬が近くにいる時や知らない人間が近づいてきた時、飼い主に怒られた時にあくびをしてリラックスをしようとします。
犬にとってあくびはストレスを感じた時にリラックスをするためのものなのです。また、自分がストレスを感じた時だけでなく飼い主がストレスを抱えていると感じ取ったときに飼い主をリラックスさせようとあくびをすることがあります。
あなたがピリピリしているときに犬が近くに来てあくびをしたら、犬はあなたのことをリラックスさせようとしているのかもしれません。
その時は、犬に心配をかけないように行動を見直してみましょう。
犬の鼻は指紋
犬の鼻のシワは人間の指の指紋と同じように個体ごとに独自のパターンがあります。アメリカではペットフードを作っている会社がこれを利用して迷子になったペットと飼い主の再会を支援するアプリを立ち上げました。
自分のペットの鼻をスマートフォンで撮影してデータベースに登録しておくと、迷子になって保護された時にそのアプリで調べることで、どこの誰が飼っているペットがわかるというものです。
アメリカではペットの飼育環境が日本と大きく異なっており、年間1,000万匹以上のペットが迷子になったり盗難の被害にあっています。
そのような環境では誰でも犬の鼻の写真を撮影するだけで手軽に迷子対策ができるというのはとても助かりますね!
犬は男性と散歩するとより攻撃的になる
男性と散歩している犬は女性と散歩している犬の4倍攻撃的になるという研究結果があります。犬の年齢・性別・サイズ・リードの使用等が犬の散歩状況にどのような影響があるか調べる大規模な調査を行いました。
その結果、驚いたことに飼い主の性別が犬が他の犬を威嚇したり脅したり噛んだりすることに最も大きな影響を与えていることがわかりました。
この原因について研究者は犬が飼い主の感情を自分の行動に反映させているのではないかと言っています。飼い主が攻撃的であれば犬も攻撃的になるというように犬は飼い主に似るということですね。
この研究者の見解では人間の男性は女性より4倍攻撃的になるということですが本当にそうなのでしょうか…
少し話は逸れますが、日本の一般刑法犯検挙人数は男性が女性の4倍にもなります。たしかに、男性の方が女性の4倍事件を起こしているのでそういうことなのかもしれません。
また、犬はリードに繋がれていないときより、繋がれているときのほうが攻撃的になることが確認されています。
これは脅威を感じた時にリードに繋がれていると逃げるという選択ができないので、必然的に戦うしかなくなりその結果、攻撃的になると考えられます。
犬は匂いで人の感情を察知することができる
犬が人の表情や声色から感情を読み取るのはよく知られていますが、犬は人から発せられる匂いだけで人がどんな感情を抱いているかを感じ取ることができるという研究結果がイタリアのナポリ大学から発表されました。
犬が人間の感情を匂いで感じ取れる事実にも驚きですが、人間が感情に応じた匂いを発している事実も面白いですね。
いつか匂いから人がどんな感情を抱いているかわかる装置が開発されれば、話している相手に自分がどう思われているのかすぐにわかるようになって、仲が良いと思っていた相手に嫌われていることがわかったりただの知人だと思っていた人から自分に好意を持っていることがわかるよになって皆が建前を使わない世界が来るかもしれません。
ただ、自分の感情がまわりに伝わってしまう世界ってどうでしょうか?現在よりもトラブルが増える可能性もありそうですが、私はそんな世界も面白いのではないかと思います。
読者の皆さんは、相手の感情が読み取れる装置が開発されたらどう思いますか?楽しくなるのか、生きづらくなるのか人それぞれ色々な考えがあるでしょうね。
犬を飼うと寿命が伸びる
犬を飼っている人は飼っていない人に比べて長生きする傾向があるだけでなく、心臓発作や脳卒中などの深刻な健康上の問題から生き残り回復する可能性も高くなります。
犬と触れ合うとオキシトシン・セロトニン・ドーパミン等の幸せを感じるホルモンが分泌されます。これは幸福感を高めストレスの原因となるコルチゾルの値を下げるのに役立ちます。
また、犬を飼うことで血圧とコレステロール値を下げ鬱病を緩和し健康上の問題を改善することができます。長生きするためだけでなく健康に生きるためにも犬を飼うことは人にとってメッリトがたくさんあります。
アメリカ大統領で犬を飼わなかったのはドナルド・トランプだけ
歴代のアメリカの大統領はほぼ全員が犬を飼っています。建国以来犬を飼っていなかったの大統領はドナルド・トランプを含め3人いますが、犬を飼うことが広まったここ150年の間に犬を飼っていなかった大統領はドナルド・トランプ元大統領だけです。
犬を飼うことが一般的になってからはトランプという例外を除いてすべてのアメリカ大統領が犬を飼っています。犬を飼うことは出世するのに大きく関係しているのかもしれませんね!
これから大きく羽ばたきたい人は犬を飼うといいかもしれませんね。
まとめ
以上が誰かに話したくなる9個の犬の雑学でした。
皆さんの中で面白い雑学はありましたか?少しでもあったらうれしいです!
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