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犬の病気

こんにちは!当ブログ運営者のたくちゃんです。
今回は「犬の認知症」について深掘りしていこうと思います。

認知症は人間だけではなく犬もなります。過去の研究によると14歳以上の犬の41%が認知症だったとの結果が出ています。私としては愛犬が認知症になってしまっても長く一緒に暮らしたいと思っています。

ただ、知識があれば防げることもあるので今回は犬の認知症に関する知識を読者の皆さんとシェアしたいと思います。ちなみに参考書籍はこちら👇

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認知症とは

まずは前提知識です。認知症とは皆様ご存知でしょうか?
人間でいうと認知症は4種類あり、その70%はアルツハイマー型認知症です。人間のアルツハイマー型認知症の原因の一つはアミロイドβという物質です。

その物質が脳に貯留することでアルツハイマー型認知症が発生します。では犬ではどうなのかという疑問が出てきますが、結論として良く分かっていないのが現状です。

【犬の認知症で分かっていること】
・シニア犬の脳にアミロイドβ物質が溜まっている
・シニア犬の約40%以上が認知症になっている

しかし上記の2つの原因と結果の関係にあるのかは、残念ながらまだ分かっていません。ただ最近の研究では「あまり関係ないのでは」という報告が優勢なようです。

科学は覆るものですし相反する研究結果が出るところが科学の面白い所かもしれません。ちなみにですが、人間の認知症は食事療法で改善できるという書籍もあります。

著者は糖質制限で有名な江部先生です。脳のゴミの原因は過剰な糖質のため食事で糖質の摂取量を下げれば脳のゴミも溜まりづらくなりますし、アルツハイマー型認知症になってからでも糖質制限が効果があると紹介されています。

犬や猫をはじめ、猿・熊・アシカ・ラクダ・ネズミ・鳥など色々な動物で認知症の研究が進められているので今後の報告が楽しみです。

合わせて読みたい👇
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愛犬の認知症の見分け方

      【犬の認知症の特徴】
・無関心になる     ・昼夜逆転する
・不安そうにする    ・同じ所を徘徊する
・飼い主を避けるようになる
・トイレ以外で粗相をする

犬の認知症の特徴は主に6つあります。

①無関心になる
愛犬がおもちゃに興味を示さなくなったり、無気力になったりします。意味もなく吠える様子もみられます。

②昼夜逆転する
これは簡単に言うと1日の生活リズムが崩れることです。夜中に過活動になったり、食事の際もさっき食べたのに再度、要求吠えをしてくることもあります。

③不安そうにする
例えば飼い主さんの姿が見えなくなると吠え続けるなど、落ち着きがない様子がみられます。

④トイレ以外で粗相をする
これは今まで学習してきたことが分からくなることが原因です。「お手」・「お座り」・「待て」などの指示が通らなくなることがあります。

⑤飼い主を避けるようになる
これは飼い主さんの心理としては悲しくなりますよね。逆に家族以外の人に急に甘えるようになることもあるようです。

⑥同じところを徘徊する
典型的なのが同じところをグルグル回る行動です。また、日中や夜間に意味もなく徘徊したり家具などの物にぶつかったりする行動が見られます。

上記6つの認知症の特徴を紹介しましたが、注意点が2つあります。
1つ目は「行動の異常」を意識することです。犬の認知症は早期発見が難しく、犬に直接質問できれば人間のように診断しやすいですがそうもいきません。

犬の認知症の発生率は16歳以上で急激に上昇しますが、実は行動の異常は10歳頃からみられることがあります。例えば視覚・聴覚・平衡感覚(ふらつき)・震えなどです。対処を早めに始めることができれば認知症の進行を遅らせることができる可能性はあります。

2つ目は「他の原因を疑う」ことです。これはとれも重要なことで、愛犬の行動が変化しても痛みや体調不良など他の原因の可能性もあります。例えば痛みがあれば無関心になりますし、腎臓異常や尿石症になればトイレ以外で粗相をします。また、内分泌疾患で攻撃的になることもあります。

落ち着きがないのは暑さや寒さが原因かもしれません。飼い主さんが認知症かな?と思ったらまずはそれ以外の原因を疑い、生活環境を見直したり明らかな異常行動があれば動物病院に連れていくことをおすすめします。

以上の内容で飼い主さんに注意して頂きたいのが、決して愛犬を叱ってはいけません。人間の認知症と同様に脳の病気であり「心」から異常行動をしている訳ではないので大変なこともあるかと思いますが、病気であることを理解して寄り添ってあげることが一番重要です。

愛犬の認知症に効果のある食事

先ほどもお話ししたように、犬の認知症の診断は難しく認知症の症状が認められて他の病気の可能性も低い場合に初めて認知症の診断がされます。

犬の認知症を完治させることは現時点で不可能ですが、食事によって認知症の進行を遅らせたり症状を緩和させたりすることは可能です。

「キーワード」はズバリ抗酸化作用です。最初に解説した脳のゴミといわれるアミロイドβは酸化ストレスで増加します。人間の話でいうと過度な糖質摂取は身体を酸化せるので糖質制限がアルツハイマー型認知症の予防になります。

個人的には犬の過度な糖質制限はリスクが高いと考えますが、ほどほどに糖質を抑えた食事は人間や犬の食事の最適解の1つだと思います。

認知症の犬の食事にも抗酸化作用のある内容が推奨されています。ただ糖質制限ではなく抗酸化作用のあるサプリです。

【抗酸化作用のある成分】
①オメガ3
②ポリフェノール
③ビタミンC
④ビタミンE
⑤プラセンタ

オメガ3は必須脂肪酸の1つで魚のDHAやEPAが有名です。サプリだとアクティベート犬用やモエギキャップなどがあります。

ポリフェノールは果物などに入っている苦みや色素が有名です。サプリだとフェルガードやプロアントゾンなどがあります。

プラセンタは哺乳類の胎盤です。サプリだとJBPプラセンタEQリキッドなどがあります。このように抗酸化作用のあるサプリは結構たくさんあります。

世の中には訳のわからないサプリも多いので動物病院で相談するのが確実です。

一応、認知症に対応しているドッグフードもあり「ピュリナ・ニューロケア」は犬の認知症で使用できる療法食です。愛犬が認知症になった場合は動物病院の獣医に相談し普段のご飯に取り入れても良いかもしれません。

また、サプリメントなどいちいち購入するのは面倒に感じる方もいると思います。将来、愛犬が認知症になる確率を減らすため抗酸化作用などのバランスが取れた栄養素を含んだドッグフードをまとめた記事があるので気になる方はご覧ください👇

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食事以外で認知症を予防する方法は「運動」です。皆さんもご存じの方も多いかと思いますが運動は脳を活性化させるのに一番手っ取り早い方法です。

もちろん一緒に遊んであげて運動させるだけでも十分良いですし、知育玩具など頭を使った遊びでも良いです。愛犬に無理のない範囲で運動させることは身体的にも脳的にも良い刺激となり認知症予防に最適です。

まとめ

以上、犬の認知症について解説してきましたがいかがだったでしょうか?
動物医療の発展が進む中、ペットの平均寿命は年々伸びてきています。愛犬が長生きしてくれるのは飼い主としては凄く嬉しいことです。

しかし、長寿になることで認知症をはじめとする病気に罹りやすくなってしまうのも現実です。愛犬が若いうちから、ドッグフード・サプリメント・運動の3点を意識して頂くだけでも健康な身体でいられる可能性が高くなります。

私も現在、キャバリアという小型犬と暮らしていますが犬種的に太りやすく心臓疾患に罹りやすい特性があるので普段から食事や運動に気を遣っています。

読者の皆様には末永く幸せなペットライフを送ってほしいと思います。ここまで記事を読んで頂きありがとうございました!

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