大型犬アイリッシュセッターの性格・飼い方・特徴を紹介
項 目 | 内 容 |
---|---|
名 称 | アイリッシュ・セッター |
性 格 | 明るく温厚、子供っぽい |
体 重 | 27㎏〜32㎏ |
体 高 | 62㎝〜67㎝ |
毛 色 | リッチ・チェスナット・マホガニーレッド |
寿 命 | 11歳〜15歳 |
アイリッシュ・セッターの性格
もともと猟犬だったアイリッシュ・セッターは、感受性が豊かで明るく温厚な性格の犬種です。賢く従順でエネルギーに溢れており、与えられた仕事を熱心にこなします。また、愛情深く、家族を喜ばせたり、家族と一緒に何かをしたりすることが大好きです。大きい体をしていますが、子供っぽくとても甘えん坊な性格なのです。
ただし、賢いために、ときには落ち着きがなかったり、いたずらをしたりして、家族を困らせることもあります。子犬の頃からしっかりとしつけをすることが大切です。
純粋犬種の登録や血統証明書の発行などを行うジャパンケネルクラブでは、アイリッシュ・セッターのルーツはアイルランドを原産とする狩猟犬です。そのため、運動不足になると落ち着きがなくなったり、猫や小動物などを見つけたときに興奮してしまったりする面もあります。
普段からしっかり運動させることを心がけ、十分なしつけができていないうちは、散歩は制止できる人が行うようにしましょう。
アイリッシュ・セッターの体重・体高
性別ではオスで体高67cm前後・体重33kg前後、メスで体高62cm前後・体重28kg前後であり、大型犬に分類されます。筋肉の引き締まった力強い体つきで、身幅が狭く森の中で枝や木に引っ掛からない体型をしており、なおかつ狩猟に必要なスピードとスタミナを持ち合わせています。また、体高よりも体長が長いのがアイリッシュ・セッターの特徴です。
アイリッシュ・セッターの寿命
アイリッシュ・セッターの平均寿命は約11〜15年程度なので、一般的な大型犬の平均寿命が約10〜13年ほどであることを考えると、やや長寿だといえるでしょう。
また、現在は獣医学の分野も発達してきているので犬の平均寿命は今後さらに延びていくでしょう。
アイリッシュ・セッターの飼い方
・毎日、屋外で十分な運動をする
アイリッシュ・セッターは元々が猟犬という性質を持っているため1日に数100㎞を移動できるスタミナがあります。運動欲求が満たされないとストレスが溜まり問題行動を起こす場合があるので注意しましょう。毎日のお散歩では歩くだけでなく、走ったり、早歩きしたり変化を加えると良いです。
また、ドッグランなどで自由に遊ばせるのはワンちゃんにとってもストレス発散にもなりますし、社会化の一環にもなるのでおススメです。
※ドッグランの利用は混合ワクチン、狂犬病の予防接種を受けてからにしましょう
・生後2〜3カ月頃からのしつけ
小型犬でも大型犬でも犬のしつけは幼い頃から始めるのが理想とされています。
アイリッシュ・セッターは陽気な性格のため興奮しやすい一面も持っていますので、子犬の頃からしっかりとトレーニングを行い、飼い主の指示が入るようにしておくと安心です。この犬種は賢く従順なので、出来たことに対して逐一褒めるようにトレーニングすれば成果は出やすいとされています。
・フードの与え方
ドッグフードはメーカーから色々な種類が出ていて迷われると思います。基本的には栄養バランスが良いフードを選択すると良いでしょう。ただし、アイリッシュ・セッターは大型犬なので食べる量が多いです。また、フードの値段もピンキリなのでご自身の経済状況と相談して無理のない選択をしましょう。※ホームセンターに売っているのは避けたほうが良いです
犬はライフステージごとに必要とされる栄養の質と量が微妙に異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。
なかには、手作りフードは与えている飼い主さんもいます。自分で作っているので栄養が把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため補助として犬用サプリメントで補いながら実施するのも良いでしょう。
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アイリッシュ・セッターの掛りやすい病気
皮膚炎 | 細菌や真菌、ダニなどが原因で皮膚に炎症を起こします。免疫機能が落ちていると炎症が起こりやすくなり、湿疹やかゆみ・脱毛などの症状がでます。 |
外耳炎 | 主に垂れ耳の犬が罹りやすく原因は細菌や真菌、ダニなど様々で耳が蒸れやすい夏場に多く見られます。症状としては耳を痒ゆがったり、頭を振るしぐさが出てきます。 |
股関節形成不全 | 股関節を形成している臼蓋と大腿骨頭が上手くかみ合わないことで骨同士がぶつかり関節に炎症が痛みが出ます。特に体重が重い大型犬に多く、遺伝や成長期の骨の発育、過負荷によることが原因とされています。歩くときに腰が左右に振れたり、段差の昇降を嫌がるなどの症状が出ます。 |
甲状腺機能低下症 | 何らかの原因で甲状腺に異常が発生し、サイロキシンというホルモンの分泌量が減少する病気です。全身の代謝が低下し、元気が無くなったり(活動性低下)、脱毛や皮膚の色素沈着がみられます。 |
巨大食道症 | 食道の筋肉が上手く働かなくなることで、代償として食道全体が広がってしまう病気です。食べたものを胃まで運ぶことが出来ず、戻してしまう「吐出」という症状が見られます。上手く吐き戻せず気管から肺に入ってしまうと誤嚥性肺炎になり重篤になる危険もあります。 |
胃捻転 | 食べ物やガスが溜まることで胃が拡張し、捻じれてしまう病気です。特に胸郭が広い犬種に起こりやすく、腹部膨満、吐き気、よだれ、元気消失、呼吸困難などの症状が見られます。非常に緊急性が高いので、おかしいなと思ったら直ぐに動物病院を受診しましょう。また、予防として食後すぐの運動は避け、お散歩は2時間程度あけてからにしましょう。 |
悪性腫瘍 | アイリッシュ・セッターは特に骨肉腫や血管肉腫といった癌にかかりやすいです。予後不良で現在の医療では抗がん剤や投薬による対処療法しかないのが現状です。ただ、早期発見によって寿命を延ばすことは可能なので普段からしっかりスキンシップをとって愛犬の変化に気づいてあげることが重要です。 |
アイリッシュ・セッターを飼ってみて
私は2年前までアイリッシュ・セッターのナナちゃんを飼っていました。とても明るく、元気いっぱいでとても楽しい思い出が一杯あります。しかし、最期は11歳で血管肉腫に罹ってしまい抗がん剤治療をしていましたが闘病後、約3カ月後に亡くなりました。亡くなった日時が12月27日、13時27分と名前でもあるナナが並ぶ時間だったのが今でも強く私の印象に残っています。
犬を飼う…出会いがあれば別れもあります。ですが飼ってみて思ったのは犬は私たち人間を幸せにしてくれるということです。だから人も犬を幸せにしようと思うのです。
ただ、犬を飼うには責任が必要です。自由に旅行にも行けません。ですがそれ以上の幸せな生活が待っていると思います。皆様のペットライフが充実することを祈っています!
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